【自閉症】子供と会話したい!!言葉が出ない原因と対策
ぴよ太郎は、自分から積極的に話しかけてきますが、こちらが話しかけても基本的に返事をしません。(※聞こえてないのか、聞こえているのに無視しているのかはわかりませんが…)
具体的には、
- 何かに集中していたら、名前を何回呼んでも振り返らない
- 話しかけても聞こえてないかのように無視される
(何なら独り言のボリュームを上げて耳に入らないようにする) - 簡単な質問をしてもスルー(無反応)
というような現状です。
はっきり言って、今は 「会話なんて夢のまた夢!」です。
でも 「ぴよ太郎と会話してみたい!!」
だから、 今日は、ぴよ太郎と会話できるように、言葉が出ない理由と対処法を考えてみようと思います。
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言葉が出ない理由
人に対する興味が薄い
周りの人に対してあまり興味を持たないというのは、自閉症児に多い特徴の一つです。
人に興味がないので、人とのコミュニケーションを必要としない。
例え親の言葉でも表情でも興味を示さないので見ていないし、聞こうとしていないから、当然言葉の習得も遅れます。
しかし私は、ぴよ太郎が人に対して興味が無いとは、全く気付いていませんでした。
とても感受性が強い子で、人の顔色を伺う子だから、人に興味があると思い込んでいたからです。
敏感な故に、相手の表情や口調やその場の雰囲気を感じとって、泣いたり笑ったりしているだけで、相手とコミュニケーション取りたいわけではなかったんです。
感受性の高さと、人に対する好意的な興味は全く別物です。
やはり、言葉が出ない理由は『人に対する興味が薄い』ことが原因のようです。
要求する必要がない
要求の言葉を習得することは、子供にとって他者とのコミュニケーションの第一歩なので、とても大切です。
しかし私の悪い癖で、ぴよ太郎が何か要求したそうな気配がすると、無意識に予測を立ててしまい、要求の言葉を待たずに、つい先回りして動いてしまっているんです。
これでは、言葉はおろか、身振り手振りのジェスチャーさえする必要はありません。
ただ、待っているだけで快適に過ごせるから、言葉を習得しないんです。
言葉の理解出来ていない
例えば、ぴよ太郎の場合、 「どっちがいい?」 と質問したら、聞こえてないいないかのように無反応だったり 「どっち?」 と、逆におうむ返し(エコラリア)をしてきます。
それはおそらく『どっちがいい?』という言葉の意味が理解出来ていないからでしょう。
対処法
人に興味を持たせる方法
ぴよ太郎は、知らないものを見ると 「これなあに?」 と言って私以外の人にも聞けるようになったので、これからもどんどん話せる単語は増えていくはずです。
しかし、ぴよ太郎は、まだ2語文3語文を使いこなせていません。
名詞だけではなく、一応、形容詞や動詞も理解して単語としては発語しますが、それらを組み合わせて話すことが少し難しいようです。
今は主語が自分になっていますが、そのうち、主語が他者になれば
「ママが〇〇」
「アンパンマンが〇〇」 と、
自然に2語文・3語文も話せるようになるでしょう。
そのためには、一人で遊ぶよりママやパパと遊んだ方が楽しいなと思ってもらうことが大切です。
そして次に、幼稚園・保育園・療育の先生、最後にお友達と一緒に遊ぶというステップを踏むことで、人と関わる楽しみが広がり、言葉の早期習得につながるかずです。
要求を言葉にさせる方法
最近は、ぴよ太郎に要求語を引き出すための工夫をしています。
例えばオモチャをとってほしそうに要求してきた時は、
一旦そのオモチャをぴよ太郎の手の届かない場所に置き、
私が「とって」「ちょうだい」と言葉に出してパパへ要求し、パパがそのオモチャを私に手渡すという一連の流れをお手本として見せます。
そうすることで、はじめはおうむ返しでしたが、次第に状況を感じながら、「とって」や「ちょうだい」という要救語を言葉にできるようになってきました。
質問の意味を理解させ、答えさせる方法
これについても、今私がおこなっている練習方法があります。
それは、子供の選びそうなものと、絶対選びそうにないものを見せて
「どっちがいい?」
と尋ねて、答えさせる練習です。
子供が悩むような質問ではなく、あくまで選びやすい質問にすることが重要です。
この練習の繰り返しで、質問の意味を認識しながら、好きな物を言葉で発語し答えることができるようになってきました。
まとめ
今日は、ぴよ太郎の言葉が出ない理由とその対策方法について書いてみましたが、自分で原因を調べたり、対策を考えることは大変です。
でも効果を実感すればとても楽しくてやり甲斐を感じることができました。
引き続き、ぴよ太郎と一緒に訓練していくことで、人とのコミュニーケーションの楽しさを知ってもらい会話を楽しめるようになりたいです!
今日もご購読いただきありがとうございました♫
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